| 1) サル類における消化管疾患:総論 |
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| 東京大学大学院農学生命科学研究科 吉川泰弘 | ||
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1 消化管とは?特性 多細胞生物が誕生したときに出来た最も古い器官 (腔腸動物のヒドラは、触覚、口、消化管のみ) ・100億個の神経細胞がある賢い器官 ・たった1層で外界と接する バリアーシステム:回腸のパイエル板 ・栄養の取り入れ口は小腸(空腸)、輸送は門脈、保存は肝臓 使用命令は膵臓(インシュリン)、排出は胆嚢 2 仕組と役割(形態・生理・機能) 唾液: プチアリン(澱粉−デキストラン、マルト−ス)pH 6.7 胃液: 主細胞−ペプシノーゲン(ペプシンによりペプシンへ) 壁細胞−塩酸(pH1.5)、殺菌作用+ぺプシンの至適pH 副細胞−粘液(塩酸による胃壁障害の防御) 胃液分泌促進のレセプター:ムスカリン(Ach)、ガストリン、ヒスタミンH2 膵液: トリプシノーゲン、トリプシン;キモトリプシノーゲン、キモトリプシン(蛋白) リパーゼ(脂肪) αアミラーゼ(デキストラン、マルト−ス) 胆汁: 脂肪酸の乳化作用、脂肪酸のミセル化 腸液: アミノペプチダーゼ、ジペプチダーゼでアミノ酸へ カイロミクロン(脂肪酸を粘膜細胞内でトリグリへ、リン脂質を結合) デキストリナーゼ、マルターゼ、ラクターゼ、スクラーゼでブドウ糖へ 大腸: 消化酵素はない、ナトリウム・水分の吸収 3 感染症 ウイルス: ロタ、アデノ、エンテロ、サイトメガロ 細菌・真菌: カンジダ
ヘリコバクター・ピロリ、赤痢、結核、
サルモネラ、カンピロバクター、
エルシニア(偽結核)、腸管出血性大腸菌 寄生虫: 赤痢アメーバ、ジアルジア、バランチジウム、 コクシジウム、線虫、条虫、鈎虫 4 吸収不良症候群 5 その他、腫瘍、 薬剤誘発胃腸障害 |
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